領事情報
「海外安全対策情報(平成24年度第4四半期)」
1.社会・治安情勢
当国では,今後大統領選挙・上下院議員・地方議会議員選挙の実施が予定されており、各種選挙が近づくにつれ政治的暴力・各種デモ行為等の増加する可能性があり、治安情勢には予断の許さない状況が続くと予想されます。
当館においては、3月16日に行われた新憲法制定のための国民投票に併せ3月6日、「ジンバブエ:新憲法制定のための国民投票実施に伴う治安悪化にかかる注意喚起」と題したスポット情報を発出しております。
2.一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)当国治安関係者によれば、昨年末以降,高級住宅街エリアを中心に押し込み強盗数が増加しており、その他の強盗・窃盗等の一般犯罪発生件数も増加しております。
(2)本年は、邦人を被害者とする殺人・強盗・強姦等の凶悪事件は報告されておりません。
(3)邦人以外を被害者とする主な凶悪事件
(ア)2月23日深夜、マニカランド州(ハラレ市の南東方約170km)において、住宅にガソリン爆弾が投げ込まれ就寝中であった12歳の少年が死亡する殺人事件が発生した。
(イ)2月26日午後9時ごろ、ハラレ市内(当館の南方約400mの地点)において、帰宅途中の被害者に対し、所持していたナイフで被害者の左手の甲を切りつけた上、所持していた現金を奪い取ろうとした強盗致傷事件発生した。
3.テロ・爆弾事件発生状況
(1)1月21日、ハラレ市の南方に位置するチトゥンギザ(当館の南方約20km)において12棟の家を吹き飛ばす(死者6名)爆弾事件が発生した。
(2)3月12日、マニカランド州(ハラレ市の南東方約170km)において、ガソリン爆弾を投げつけて被害者の足に重傷を負わせる爆弾事件が発生した。
4.誘拐・脅迫事件発生状況
発生は確認されていません。
5.日本企業の安全に関わる諸問題
現時点で日本企業を対象とした事件は発生しておらず、安全上も特に問題がないと思われます。
しかしながら、各種選挙が近づくにつれ政治的暴力・各種デモ行為等の増加する可能性が認められることからデモ現場等には近づかないようにご注意お願いします。