領事情報

 

「海外安全対策情報(平成25年4月~6月分)」


1.社会・治安情勢

   ジンバブエでは,7月31日に大統領,上下院議員,地方議会議員選挙が予定されています。また,右大統領選挙でいずれの候補者も過半数を得票しなかった場合には,9月11日に大統領決選投票の実施が予定されています。

   今後,上記選挙及び大統領決選投票の時期にあわせて,政治暴力事件が増加し,治安が悪化することも予想されます。

   つきましては,ジンバブエに渡航,滞在を予定している方,又は既に滞在中の方は,最新の治安情勢の入手に努めるとともに,以下の事項に留意の上,不測の事態に巻き込まれないように十分注意してください。

   (1)政治的な発言は控える。

   (2)デモや政治集会等の群衆が集まっている場所や政府機関周辺には近づかない。

   (3)警察官,機動隊及び軍関係者が多数配置されている地区には立ち寄らない。

   (4)日没後の外出を控える。


2.一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

   (1)当国治安関係者によれば,昨年末以降,高級住宅街エリアを中心に押し込み強盗数が増加しており,その他の強盗・窃盗等の一般犯罪発生件数も増加しております。

   (2)邦人を被害者とする殺人・強盗・強姦・窃盗等の事件

   5月29日午後6時ごろ,ハラレ市内のショッピングセンター駐車場内において車両内から電子辞書,携帯電話の予備電池等在中のビジネスバッグ1個が窃取される車上狙い事件が発生した。

   (3)邦人以外を被害者とする主な凶悪事件

      (ア)4月5日夕方ごろ,ハラレ市に所在する住宅に4人組の賊が侵入し,所持していたけん銃等を使用し,被害者らを床に伏せさせロープで拘束した後,室内にあった現金10,000US$,携帯電話機,カメラ等が奪われる緊縛強盗事件が発生した。

      (イ)5月7日午前1時頃,ハラレ市に所在する高校に2人組の賊が侵入し,現金41,000米ドルを強奪される強盗事件が発生した。


3.テロ・爆弾事件発生状況

   (1)4月中旬,ハラレ市エプワスに所在する住宅においてガソリン爆弾を使用した爆弾使用殺人事件があり4名が死亡した。


4.誘拐・脅迫事件発生状況

   発生は確認されていません。


5.日本企業の安全に関わる諸問題

   現時点で日本企業を対象とした事件は発生しておりません。

   しかしながら,7月31日に実施される総選挙が近づくにつれ政治的暴力・各種デモ行為等の増加する可能性が認められることからデモ現場等には近づかないようにご注意お願いします。