領事情報

 

「海外安全対策情報(平成25年7月~9月分)」


1.社会・治安情勢

  現在ジンバブエでは,首都ハラレをはじめ地方都市においても比較的安全が確 保されており体感治安は良好です。しかしながら,夜間帯を中心に武装強盗事件 やスマッシュ&グラブ等の窃盗事件が発生しているとの情報があるなど,治安情 勢は不確定なものであり,継続して治安情勢の変化を注視していく必要性が認められます。

   つきましては,ジンバブエに渡航,滞在を予定している方,又は既に滞在中の方 は,最新の治安情勢の入手に努めるとともに,以下の事項に留意の上,不測の事 態に巻き込まれないように十分注意してください。

   (1)政治的な発言は控える。

   (2)デモや政治集会等の群衆が集まっている場所や政府機関周辺には近づかない。

   (3)警察官,機動隊及び軍関係者が多数配置されている地区には立ち寄らない。

   (4)日没後の外出を控える。


2.一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

    (1)当国治安関係者によれば,総選挙後,けん銃,ライフル銃等を使用した武装強盗は減少傾向にあるとの報告もある一方,けん銃等の武器を使用しない強盗事件は増加(昨年比)しているとの報告もあり,引き続き犯罪に対する注意が必要です。

   (2)邦人を被害者とする殺人・強盗・強姦・窃盗等の事件

   7月下旬ごろ,ハラレ市内において,邦人の使用する車両内からカーナビゲーション等が窃取される車上狙い事件が発生している。

   (3)邦人以外を被害者とする主な凶悪事件

      (ア)7月6日,乗り合いタクシーに乗車中,他の乗客4名に襲われ携帯電話機等を強奪される強盗事件が発生している。

      (イ)7月6日夜,ハラレ市内の路上で,3人組の強盗グループに車を強奪され,被害者の男性が,被害場所から約25km離れた場所の木に縛り付けられてる強盗致傷事件が発生している。

      (ウ)7月6日午後8時ごろ,ハラレ市内に所在する住宅に3人組の武装強盗が侵入し,現金10,000US$,携帯電話機,カメラ等を強奪される強盗事件が発生している。

      (エ)7月19日深夜,ハラレ市内のライブハウス駐車場でスマッシュ&グラブの被害に遭う窃盗事件が発生している。

       (オ)9月10日午後6時ごろ,ハラレ市内に所在する住宅において,3人組の強盗グループに現金入りの鞄を強取される強盗事件が発生している。


3.テロ・爆弾事件発生状況

   9月28日早朝,ハラレ市内に所在する政党事務所及び出版会社がガソリン使用爆弾により爆発させられる爆破事件が発生している。


4.誘拐・脅迫事件発生状況

   発生は確認されていません。


5.日本企業の安全に関わる諸問題

   現時点で日本企業を対象とした事件は発生しておりません。