領事情報

 

「海外安全対策情報(平成25年10月~12月分)」


1.社会・治安情勢

   現在ジンバブエでは,首都ハラレをはじめ地方都市においても比較的安全が確保されており体感治安は良好です。しかしながら,夜間帯を中心に武装強盗事件やスマッシュ&グラブ等の窃盗事件が発生しているとの情報があるなど,治安情勢は不確定なものであり,継続して治安情勢の変化を注視していく必要性が認められます。

   つきましては,ジンバブエに渡航,滞在を予定している方,又は既に滞在中の方は,最新の治安情勢の入手に努めるとともに,以下の事項に留意の上,不測の事態に巻き込まれないように十分注意してください。

   (1)政治的な発言は控える。

   (2)デモや政治集会等の群衆が集まっている場所や政府機関周辺には近づかない。

   (3)警察官,機動隊及び軍関係者が多数配置されている地区には立ち寄らない。

   (4)日没後の外出を控える。


2.一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

    (1)当国治安関係者によれば,総選挙後,けん銃,ライフル銃等を使用した武装強盗は減少傾向にあるとの報告もある一方,11月5日付の新聞報道によれば,ハラレ市内において無許可タクシーによる誘拐事件及び強盗事件が月平均300件程度発生しているとの報告もあり,引き続き犯罪に巻き込まれないための注意が必要です。

   (2)邦人を被害者とする殺人・強盗・強姦・窃盗等の事件

   (ア)12月4日,ハラレ市内に所在する邦人の住宅に泥棒が侵入し,室内に置いてあったノート型パソコンなどが盗まれる住居侵入・窃盗事件が発生した。

   (イ)12月5日,邦人旅行者がハラレ市内を走行中のコンビバス(ワンボックスタイプのバス)の運転手らに襲われ,現金150米ドルなどを強奪される強盗事件が発生した。

   (3)邦人以外を被害者とする主な凶悪事件

      10月上旬,ハラレ市内に所在するショッピングセンター付近において,無許可タクシーに相乗りしたところ,運転手らに携帯電話機などを強奪される強盗事件が複数発生している。


3.テロ・爆弾事件発生状況

   10月下旬,ハラレ市マリンバ・ショッピングセンターにおいて金庫を爆発させて現金30,000米ドルを強奪した武装強盗事件が発生した。


4.誘拐・脅迫事件発生状況

   前記新聞報道のように,ハラレ市内において無許可タクシーによる誘拐事件は発生しておりますが,邦人が事件に巻き込まれたとの報告はありません。


5.日本企業の安全に関わる諸問題

   現時点で日本企業を対象とした事件は発生しておりません。