領事情報

 

「海外安全対策情報(平成26年1月~3月分)」


1.社会・治安情勢

   現在ジンバブエでは,首都ハラレを中心に強盗事件,スマッシュ&グラブ,車上狙い等の窃盗事件が複数発生しているとの情報があり,継続して治安情勢の変化を注視していく必要性が認められます。

   つきましては,ジンバブエに渡航,滞在を予定している方,又は既に滞在中の方は,最新の治安情勢の入手に努めるとともに,以下の事項に留意の上,不測の事態に巻き込まれないように十分注意してください。

   ・政治的な発言は控える。

   ・デモや政治集会等の群衆が集まっている場所や政府機関周辺には近づかない。

   ・人気の少ない場所・店舗への立ち入り,犯罪が多数発生している海賊タクシー,コンビバスへの乗車を控える。

   ・夜間帯の外出を控える。


2.一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

    (1)当国では,昨年1年間で7,000件を超える強盗事件,10万件を超える窃盗事件が発生していることから,犯罪の発生を身近なものとして捉え,常に犯罪に遭わないような心構え(注意)が必要になります。

   (2)邦人を被害者とする殺人・強盗・強姦・窃盗等の事件

   (ア)3月6日,ハラレ市内に車両を駐車していた際,車両助手席側の窓が割られ車内を物色される窃盗未遂事件が発生した。

   (イ)3月8日,ハラレ市内に所在する一軒家にけん銃を所持した強盗グループが侵入し,けん銃を発砲するなどの脅迫を加えて現金などを奪う武装強盗事件が発生した。

   (ウ)3月29日,ハラレ市内の住宅敷地内に駐車していた車両の鍵がドライバー様のものでこじ開けられ,車内にあったカーラジオなどが窃取される窃盗事件が発生した。

   (3)邦人以外を被害者とする主な凶悪事件

   (ア)3月6日,ハラレ市内の道路上において,車両の運転手にナイフを突きつけて脅迫の上,財布を強奪する強盗事件が発生した。

   (イ)3月9日,ハラレ市内に所在する住宅敷地内にけん銃を所持した強盗グループ侵入し,その場で警備員を射殺した後,逃走した強盗殺人事件が発生した。。

   (ウ)3月16日,ハラレ市内にあるスーパーマーケット駐車場において,車両内に荷物を積み込んでいたところ携帯電話機を奪われる窃盗事件が発生した。


3.テロ・爆弾事件発生状況

   3月17日,ハラレ市サンニングデールにおいて81mm迫撃砲による爆発により男性1名が死亡する爆弾使用殺人事件が発生した。


4.誘拐・脅迫事件発生状況

   邦人が誘拐・脅迫事件に巻き込まれたとの情報はありません。


5.日本企業の安全に関わる諸問題

   現時点で日本企業を対象とした事件は発生しておりません。