領事情報

 

「海外安全対策情報(平成26年4月~6月分)」


1.社会・治安情勢

   現在ジンバブエ全域において,武装強盗事件が増加しているとの報道がなされています。同報道によれば,本年1月から5月までの間に武装強盗が316件発生(昨年同時期230件)しているとされています。近年ハラレ市内で多数発生しているスマッシュ&グラブ,車上狙い等の窃盗事件も合わせ,継続して治安情勢の変化を注視していく必要性が認められます。

   つきましては,ジンバブエに渡航,滞在を予定している方,又は既に滞在中の方は,最新の治安情勢の入手に努めるとともに,以下の事項に留意の上,不測の事態に巻き込まれないように十分注意してください。特に犯罪の発生を身近なものとして捉え,常に犯罪に遭わないような心構え(注意)が必要です。

   ・政治的な発言は控える。

   ・デモや政治集会等の群衆が集まっている場所や政府機関周辺には近づかない。

   ・人気の少ない場所・店舗への立ち入り,犯罪が多数発生している海賊タクシー,コンビバスへの乗車を控える。

   ・夜間帯の外出を控える。


2.一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

    (1)当国では,昨年1年間で7,000件を超える強盗事件,10万件を超える窃盗事件が発生しています。

   (2)邦人を被害者とする殺人・強盗・強姦・窃盗等の事件

   (ア)6月15日,ハラレ市内に所在するスポーツセンター駐車場に駐車していた車両内から現金入りの財布が窃取されるという車上狙い事件が発生しました。

   (イ)6月16日,ハラレ市内の飲食店内において,所持していた鞄の中から財布を盗まれる窃盗事件が発生しました。

   (3)邦人以外を被害者とする主な凶悪事件

   (ア)4月3日,ハラレ市内に所在する住宅敷地内に粉末状の殺虫剤を所持した強盗グループが侵入し,住宅内を物色しようとしましたが,その際住宅敷地内を警戒中の警備員に発見されその場から逃走するという強盗未遂事件が発生しました。

   (イ)4月5日,ハラレ市内に所在するホテル正面出入口付近において,訪問客の所持していた鞄が無理矢理奪い取られるという窃盗事件が発生しました。

   (ウ)4月28日,ハラレ市内に所在する住宅前において,乗車中の車両の窓を打ち破られ,車内から鞄1個が奪い取られるという強盗事件が発生しました。

   (エ)4月29日,ハラレ市内に所在する住宅前において,乗車中の車両の窓を打ち破られ,車内から鞄1個が奪われそうになるという強盗未遂事件が発生しました。


3.テロ・爆弾事件発生状況

   テロ事案が発生したとの情報はありません。


4.誘拐・脅迫事件発生状況

   邦人が誘拐・脅迫事件に巻き込まれたとの情報はありません。


5.日本企業の安全に関わる諸問題

   現時点で日本企業を対象とした事件は発生しておりません。