領事情報

 

「海外安全対策情報(平成26年10月~12月分)」


1.社会・治安情勢

   平成26年10月から12月までの間にハラレ市内でけん銃使用の武装強盗事件やスマッシュ&グラブ等の窃盗事件が発生している旨の報告がされており,継続して治安情勢の変化を注視していく必要性が認められます。

   つきましては,ジンバブエに渡航,滞在を予定している方,又は既に滞在中の方は,最新の治安情勢の入手に努めるとともに,以下の事項に留意の上,不測の事態に巻き込まれないように十分注意してください。特に犯罪の発生を身近なものとして捉え,常に犯罪に遭わないような心構え(注意)が必要です。

   ・政治的な発言は控える。

   ・デモや政治集会等の群衆が集まっている場所や政府機関周辺には近づかない。

   ・人気の少ない場所・店舗への立ち入り,犯罪が多数発生している海賊タクシー,コンビバスへの乗車を控える。

   ・夜間帯の外出を控える。


2.一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

    (1)当国では,2013年の1年間で7,000件を超える強盗事件,10万件を超える 窃盗事件が発生しています。

   また、最近の傾向としては、治安機関からの報道によれば強盗事件が増加しているとの情報があります。

   (2)邦人を被害者とする殺人・強盗・強姦・窃盗等の事件

   12月6日,ハラレ市内において,駐車中の車両のトランクがバール様のものでこじ開けられ,在中していた現金,カメラ等が窃取される車上狙い事件が発生しました。

   (3)邦人以外を被害者とする主な凶悪事件

  (ア)10月8日,ハラレ市内に所在する住宅前において,帰宅した家族が乗車した車両をけん銃を所持した4人組の強盗グループが襲撃し,車内に置かれていた鞄1個を強奪するけん銃使用強盗致傷事件が発生しました。

  (イ)10月16日,ハラレ市内において,走行中の車両の助手席側窓ガラスが叩き割られて,車内からハンドバッグ1個が窃取されるスマッシュ&グラブ事件が発生しました。


3.テロ・爆弾事件発生状況

   テロ事案が発生したとの情報はありません。


4.誘拐・脅迫事件発生状況

   邦人が誘拐・脅迫事件に巻き込まれたとの情報はありません。


5.日本企業の安全に関わる諸問題

   現時点で日本企業を対象とした事件は発生しておりません。