領事情報

 

「海外安全対策情報(平成27年1月~3月分)」


1.社会・治安情勢

   本年3月から4月にかけてハラレ市を中心に複数回のデモ行為が行われている旨の報告がされております。デモ行為に際して、デモ参加者が取り締まりを行っている警察部隊に投石をしたり,逆に警察部隊がデモ参加者に催涙スプレーを使用して取り締まりを行うことで多数の負傷者が出たとの情報があります。

   つきましては,ジンバブエに渡航,滞在を予定している方,又は既に滞在中の方は,最新の治安情勢の入手に努め,継続して治安情勢の変化を注視するとともに、以下の事項に留意の上,不測の事態に巻き込まれないように十分注意してください。特に犯罪の発生を身近なものとして捉え,常に犯罪に遭わないような心構え(注意)が必要です。

   ・政治的な発言は控える。

   ・デモや政治集会等の群衆が集まっている場所や政府機関周辺には近づかない。

   ・人気の少ない場所・店舗への立ち入り,犯罪が多数発生している海賊タクシー,コンビバスへの乗車を控える。

   ・夜間帯の外出を控える。


2.一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

    (1)当国における主な一般犯罪の発生状況

   報道などによれば、ハラレ市内において殺人事件及び武装強盗事件は増加傾向にある旨の情報があります。警察関係者によれば、2014年に発生した殺人事件及び武装強盗事件は、前年比で約13%増加及び約19%増加していると報告されています。

   (2)邦人を被害者とする殺人・強盗・強姦・窃盗等の事件例

   1月3日、ブラワヨ市に所在するホテル客室内からパソコン1台及びサングラス1個が窃取される窃盗事件が発生しました。

   (3)邦人以外を被害者とする殺人・強盗・強姦・窃盗等の事件例

   (ア)2月28日,マシンゴに所在する学校近郊において,通学途中の女子学生が複数名の賊に襲われ、強姦された後に刃物により刺殺される強姦殺人事件が発生しました。

  (イ)3月11日,ハラレ市内において,500名程度が参加したデモ行為が行われ、デモ隊の投石行為により複数の警察官が負傷し、デモ隊を制圧しようとした警察官の催涙ガス等によりデモ参加者にも複数の負傷者がでる事案が発生しました。


3.テロ・爆弾事件発生状況

   テロ事案が発生したとの情報はありません。


4.誘拐・脅迫事件発生状況

   邦人が誘拐・脅迫事件に巻き込まれたとの情報はありません。


5.日本企業の安全に関わる諸問題

   現時点で日本企業を対象とした事件は発生しておりません。